今夜はポルチナイト!

kandagawabbc2008-05-28

イワシランチ

 今日は休みになったので、パルコまで本を買いに行き、そのついでにそのへんでランチでもしようと計画。最初は、パルコで天ぷらでも食べようかと思っていたのですが、調べたら天ぷら屋さんがなくなっていたので、松坂屋まで足をのばすことに。
 あ、そうだ。松坂屋には「あつた蓬莱軒」があるんでした。うなぎの。本店はなかなか敷居が高くて一人では行き辛いですが、松坂屋の中のお店なら普通に入れそうだ。食べたかったのですが行けてなかったのでいい機会です。よし、決定。
 そんな話を昨日会社でしていたら、イワシが興味を持ちました。
神「あれ? うなぎ嫌いじゃなかったっけ?」
鰯「嫌いです」
神「じゃ、ダメじゃん」
鰯「嫌いですけど、ちゃんとしたひつまぶしは一回食べておきたい」
 よくわからない理由ですが(笑)、とりあえずまだ予定がわからないってことで、一緒に行けるのなら連絡ちょうだいねってことで昨日はおさらば。


 そして今朝、イワシからGOのメールが届きました。あ、そうですか。じゃ、行きましょう。

お昼

 12時に矢場町の駅で待ち合わせをしていたのですが、私のマッサージの時間がおしてしまい、出るころにはもう12時前。ああ、遅くなっちゃったな。とりあえず「20分遅れる」と侘びのメールを送り、いそいで地下鉄に乗り込みました。ま、いいじゃないですかね。これからひつまぶし食べるんですから、ひまつぶしくらいできるでしょう。


 会って早々、イワシが「実は結構おなかいっぱいなんですよ」と言うではありませんか。なんでさ。今からランチだってのに。
「10時頃、食べてしまって」
 知るか。そのくらいコントロールしてきてくださいよ。仕方ないので先にパルコまで行ってマジックアワー関連の雑誌を買いあさり、それから松坂屋に突入。
 松坂屋の中の美術館で何かの展覧会が催されているようで、その階ではエレベーターの出入りが激しかったです。どうしておばさんたちはああいうの行きたがるんですかね。ステータスなんでしょうか。どう見ても興味があるとは思えない人たちばかりが降りていくのですが(笑)。


 はい、到着しました、あつた蓬莱軒。行列が出来ていますが、イスもありますし、くだらないこと話していればすぐ来るでしょう。はい、呼ばれました。「お座敷でよろしいですか?」と聞かれたので、イワシに「じゃ、芸者さん呼ばなきゃね」と言っておきました。そういうお座敷じゃありませんから。お座敷遊びは他所でやってちょうだい。

食す

 二人してひつまぶしを頼んでしまうとイワシが食べられなかったときに困るので、とりあえず私が大盛りのひつまぶしを頼んで、イワシは別のものを注文することに。
お刺身定食をひとつ
 うなぎ屋で刺身ってのも凄いですけどね。お店の人が「うちに来て刺身かよ!」と思わなきゃいいですけど(笑)。そんなことはないか。


 とりあえず、単品で注文した野菜の天ぷらが到着しました。ひつまぶしも食べたかったですけど、天ぷらも食べたかったので、私の独断で注文。
 さつまいもの天ぷらが大好物のイワシは喜んで食べていました。珍しい人もいるもんだ。あんなもの、この世から消えてしまえばいいと思うのに(笑)。


続いて、メインの大盛りひつまぶしが到着。わかってはいましたが、すごいボリュームです。もう、おひつというか、樽ですもんね(笑)。ドンキーコングが投げそうな
 いただきます。うなぎがカリっと香ばしく焼けていて美味しいです。イワシも挑戦しましたが、「美味しいですね」と普通に食べれていました。ほら、食べれるじゃない。


 ちなみに、イワシが頼んだお刺身定食はこちら。3種盛りです。ものすごい盛りよう(笑)。気合い入ってますね。やはり、うなぎが苦手な人にも来てもらえるように、他の料理にも力を入れないといけないのでしょうか。まさか氷に乗っているとは。イチゴシロップもらいたいくらい
鰯「しかも、これ、きっと天然ですよ」
 え、そうなの。それはすごいねぇ。というか、天然か養殖か判別できるキミもすごいよ。刺身に興味のない私には到底無理な話ですもん。さすが島育ち。


 はい、美味しく頂きました。ごちそうさまです。
 でも、美味しかったことは美味しかったですけど、「ひつまぶしといえばあつた蓬莱軒だ!」って名古屋人が声を大にして言うほど、他のお店とそんなに大差がない気も。うなぎ通に言わせれば違うのかもしれませんけどね。ま、満足したのでかまいません。
 今回、二人のお会計は7875円。大盛りひつまぶしだけで3780円かかってますから、もうとんでもないですよね(笑)。さすがセレブ。どんとこい。

夕食

 さて、今夜の夕食はイタリアン。
 先日、会社でポルチーニをもらってきたので、それを使った料理です。
 ポルチーニはとても高級なので、私も乾燥モノを成城石井で見ては「買おうかなぁ。どうしようかなぁ」と悩んでいました。でも、せっかく高いお金出して買って、たいして美味しくなかったら嫌だしなぁと躊躇していたんです。そんな折、お客さんから依頼があった冷凍のポルチーニのサンプルが入荷し、ひと袋あまったので、活用できる私がいただいてきたという寸法です。得しました。


 ポルチーニといえばやっぱりクリームパスタ、それもフェトチーネだろうってことで、そいつをつくることに。
 オリーブオイルでニンニク・玉ねぎを炒め、そこへ刻んだポルチーニを加えて炒め、白ワイン・水・牛乳を足し、塩コショー・コンソメで味付け。仕上げにとろけるチーズと生クリームとバターを入れてソースの完成です。
 茹でたフェトチーネにソースをかけ、パセリでも散らせば、「ポルチーニのクリームパスタ」のできあがり。


 それだけでは夕食として淋しいので、ラムを使ったスープっぽいシチューもつくることに。
 オリーブオイルでニンニク・唐辛子を炒め、ラムのもも肉の角切りを加え、玉ねぎ・セロリ・赤ワイン・コンソメ、そしてラムの臭みを消すためにいろんなスパイスやハーブを入れたところで、圧力鍋で加圧。あ、こっちにもポルチーニ入れました。
 やわらかくなったら、缶詰めのトマトソース、野菜ジュースなどでトマト味に味付けし、適当な調味料で調整して出来上がり。「仔羊のトマトシチュー」です。


 はい、コチラ。
 美味しそうでしょう。美味しかったです。
 パスタは、ポルチーニの香りがものすごかったです。で、甘い。きのこの甘みなんでしょうね。最近じゃコンビニでも「ポルチーニ」と名のついたパスタくらい売ってますけど、ちょこっとしか入ってないとか、他のきのこと混ざってるとかですもんね。それに比べて、これはふんだんに入ってますし、ポルチーニ100%ですからね。贅沢極まりない。ま、所詮きのこだっていえばそうなんですけど(笑)。
 シチューも美味しくできましたし、豪勢なイタリアンディナーでございました。ゴチ。