Lionel〜誤解された戦友〜

kandagawabbc2008-06-05

選曲

 先日のこと。お風呂で鼻歌をフンフンと歌っていると、途中でライオネル・リッチーの「SAY YOU,SAY ME」に切り替わりました。セイユ〜セイミ〜。昔の曲なのでどんだけ有名なのかはイマイチピンときませんが、高校時代、部活のマーチング大会でこの曲を使用したんですよね。
 で、歌っているうちに、その曲にまつわるとんでもない面白ハプニングを思い出して、湯船でひとり爆笑してしまいました。


 当時、マーチングの講師だったT先生が曲も決めていたのですが、先生から大会で演奏する曲についてマーチング係のかっとびナースさんが説明を受けたそうです。
「『SAY YOU,SAY ME』って曲をやりたいから、譜面を探しておいてね」
 部室にある膨大な譜面の中から早速お目当ての譜面を見つけ出しました。かっとびナースさんが見つけたのか、彼女がそう指示した譜面係が見つけたのはわかりませんけど。
 で、譜面をコピーしてみんなに配って練習を開始する前に、とりあえず来校したT先生に確認。
「譜面ありました。これでいいですか?」
 出された譜面を見た先生は疑問顔。
「何?コレ」
「え? 先生がこの間おっしゃってた曲ですけど」
「私がやりたいのは『SAY YOU,SAY ME』よ」
「えっ!?」
 かっとびナースさんが必死に探し出した譜面。
 曲のタイトルは『戦友選民』でした。いや、もしかしたらそうじゃないかも知れませんけど、「SAY YOU,SAY ME」に限りなく発音の近い、漢字四文字の曲でした。
 えらい違いだよ(笑)。ありえない。ありえないけど、実際にあったわけで、そんなにニアピン賞の曲を探しだした彼女に拍手。
 みんなが曲を練習し始めた段階で間違いに気がつけばもっと大変なことになって、笑いももっと膨らんだはずですが、大事には至らずに修正されてしまったので、こんなに愉快なのに意外と知られていない話。
 ありえない、戦友選民。