誰にでもマジックアワーはやってくる・神田川さんの場合
ゲゲゲ
今日のゲゲゲの鬼太郎は、第62話『くびれ鬼が死をまねく』です。なんだか推理小説のタイトルみたいですね。「悪魔が来たりで笛を吹く」みたいな。そんなこともないか。
今日はこれを観た後、東京へ飛ばなきゃいけないので、急ぎ足でコメントを。急ぎ足というより、そんなに言うこともありませんでした。ちゃんちゃんこの両端にゲタをくくりつけた「ぬんちゃく」のような武器を生み出して戦ったところくらいでしょうか。適当な構造ですが、なかなか使えそうな武器です。命名が難しいですけどね。
あとは、ラストのアイドルの歌のシーンは、無駄に力が入っていて鬼太郎とは別モノでしたね。振り付けも激しくて。萌えアニメになってました。
ま、今回は、簡単に「死にたい」なんて言うんじゃない!というメッセージも感じられてよかったんじゃないでしょうか。
それよりも私は来週の中国妖怪チーが早く観たくてたまりません。第3シリーズの劇場版は傑作でしたし。でも、今回、戦うのは、鬼太郎の反物を身にまとったかわうそなんだよなぁ。盛り上がるかなぁ…。
発車
はい、準備オーライ。渋谷に向けて、パルコに向けて、三谷さんに向けて、そしてドーナツに向けて線路は続くよどこまでも。
新幹線の中で、三谷さんが特集された雑誌「BRUTUS」を読みます。買ったくせに、中身が膨大なのでほとんど読めていなかったんですよね。テレビ番組の消化で忙しいですし。今日行く展覧会も、その雑誌の中の企画の展示がいろいろとあるみたいなので、その前には読んでおかないと。
で、結局、行きの車中のほとんどをその読書に費やしてしまいました。たっぷりすぎてお腹いっぱいです。
各著名人に三谷さんが一言質問をして、その方が答える、というコーナーがあって、役者さんや三谷さんと親交のある方々のコメントが掲載されているんですけどね、その中に和久井映見さんがいました。はて? 和久井さんとは今まで一緒にお仕事したことありましたっけ? 三谷さんのドラマになんて出ていないはず…確か。つながりもないのに質問なんてしないよなぁ。もしや、次回の連ドラに出演されるのかも!
…と推理していたのですが、そういえば、三谷さんが出演した大河ドラマ「功名が辻」に和久井さんも出演していたのを思い出しました。一緒のシーンはなかったはずですが、一応、共演者。そういうことか、と納得。それを思い出せた私も凄いけど(笑)。
到着
品川駅経由で渋谷に到着。で、急ぎ足でパルコにも到着。時間は昼1時前。とりあえず、展覧会の現場に直行しました。
はい、「三谷幸喜のマジックの種」会場到着。
でも、いませんでした、三谷さん。
「午後」に来場?とのことでしたが、さすがにこんなに早くはないか。場内に来場に関する案内も特に貼り出されていないので困ったなぁ。まあ、まだ来なさそうだし、とりあえずご飯食べましょうか。
ランチ
地下にある会場からエレベーターで8階に移動し、食事処を物色。飛びつきたくなるところはありませんでしたが、ま、ここでいいかと沖縄料理屋さんに突入。
ゴーヤチャンプルと沖縄そばのセットを注文しました。タコライスもあったのでちょっと惹かれましたけど、食べてきっと後悔するなと思ってやめておきました。自分でつくったタコライスよりも美味しいものが出てくるとは思えない。
全体的に優しい味でした。体にいい感じ。ただ、料理にはそんなに苦情はないのですが、沖縄をイメージしてか、店内がすごく蒸し暑い…。フロアは冷房が効いて涼しいはずなのに、店内はむさ苦しい。沖縄の雰囲気を味わいたかったら沖縄に行きますから、食事時くらい快適にして。
しかも、島唐辛子と島ハバネロがブレンドされた辛そうな唐辛子がテーブルに置いてあったので、沖縄そばにふりかけたところ、あまりの辛さにびっくり。2、3振りしただけなのに、激辛に変身です。一人だったから平常を装いましたけど、誰かと一緒だったら絶対に「辛っ!」って言ってます。で、「暑っ!」。ご馳走様でした。早く真夏から解放されたい。
強襲
食事を終えて、エレベーターで再び地下へ。向かうと、会場に結構な人だかりができているじゃありませんか。
来てる!!!
急ぎ足で向かう神田川さん。いました、三谷さん。パンフレットを買ったお客さんにサインをしてあげています。私ももらいたかったのですが、どうすればいいのかよくわからずぼーっと眺めているだけ。会場自体狭いので、こんなに同じ空間にいるのが不思議です。
そうしているうち、「じゃ、今日はありがとうございました!」と挨拶し、三谷さんは会場を後に。くそぅ、ご飯なんて食べてないでしばらく待ってたら、最初のほうにあったであろう挨拶も聞けただろうし、サインもちゃんと貰えたのに! 何をやってたんだ、私は!!
…と普段なら思ったのでしょうが、なぜかそんな怒りは全面に出てきませんでした。半分ダメもとでやってきたようなものですから、ただ会えただけで嬉しかったんでしょうね、きっと。本人が目の前にいても、正直、何が何だかわからない状況でしたから(笑)。
さて、2人の女性スタッフとともに会場を去った三谷さん。どうしようか迷ったのですが、そっと付いていくことにしました。人だかりが付いて回るかなぁとも思ったのですが、誰も続きませんでした。神田川さんの単独ストーカー状態(笑)。迷惑だろうなぁと思いましたけど、とりあえずさりげなく。
エスカレーターに乗って地上に向かう三谷さん御一行。そして、そのあとにピッタリついてエスカレーターに乗る神田川さん。ケータイをひろげながらスタッフと楽しそうに談笑する三谷さんを見ながら、「私はいったいどこまで尾行してしまうんだろう」と不安を抱きました(笑)。
エスカレーターを降りたところのフロアで、スタッフと何やら立ち話をする三谷さん。そんなところで止まられちゃ、私困っちゃいます(笑)。彼らの近くでほんのわずかウロウロし、どうしようか短い瞬間で散々迷った挙句、決意いたしました。
「すいません、握手してもらえますか?」
会話の隙をついて声をかけてしまいました。三谷さんは街中で声をかけられるのが苦手だとわかっているのに、迷惑かなぁって思いつつも、挑んでしまいました。
三谷さんは快く手を差し出して下さいました。そして、熱い握手を交わすふたり。
「今日、名古屋から来たんです」
「あ、本当ですか!」
てんぱって、そんなことしか言えませんでした。もう、あんまりよく覚えていません。握手してもらったらすぐに立ち去ったのですが、ちゃんと「ありがとうございました」ってお礼を言ったのかも覚えていません。わけがわからなかったので、言ってなかったかも。しまったなぁ。失礼だったなぁ。
でも、握手して、一言ですけど会話もできて、まさかそんな事態に陥るなんて思ってもいなかったので、もう夢のようでした。ちょっと足震えてましたもん(笑)。ああ、来てよかった。
観覧
幸せの余韻に浸りながら、というか半分まだ何が起きたかよく理解できてない状態だったかもしれませんが(笑)、エスカレーターで再び地下の会場へ。
最初に来た時に軽く観たのですが、今度はしっかり観ないと。「ザ・マジックアワー」関連や雑誌「BRUTUS」の特集の写真、イラスト、衣装、小道具、セットの模型などがせまい会場にひしめき合っています。
今回のためにつくられたオリジナルの音声解説ってのがあって、アイポットとイヤフォンを借りて聞きながら鑑賞できるってのも嬉しい企画です。で、当然それを借りて聞こうとしたわけですけど、イヤフォンを耳に引っかける際に、手がブルブル震えちゃって全然出来ないでやんの(笑)。自分で思ってる以上に、さっきの夢物語がそうとう嬉しかったみたいです。体は正直ですね。
帰り際に、手塩商会のTシャツを買いました。胸に「TESSIO」のロゴが入った渋めのデザインです。1000円以上買い物をすると、来週行われる種田陽平さん(美術担当)のトークイベントの整理券がもらえるのですが、さすがに名古屋からは来れませんので遠慮しておきました。名古屋のパルコだったら行くのに。来週は、また東京で映画の満員御礼舞台挨拶があるわけですが、それと絡めてまた来るなんてことはいくらなんでもしませんから。今回は本当に来ませんから(笑)。
時間は1時半過ぎ。まさかこんなにも早くメインイベントが終了するとは思ってませんでした。「午後」って情報を頼りに三谷さん目当てでこれからパルコにやってきて、すでに会場を後にしたことも気づかず待ち続けるファンもいるんでしょうかね。非常にかわいそうです。でも、仕方ないですもんね。
私には“人生のマジックアワー”が今日訪れたわけですが、逃してしまってもマジックアワーは明日またやってきますから。その日が来るのを待ち続けましょう。
移動
メインイベントを無事に終えて、パルコとさようなら。次に向かうは、もういっこのメインイベント。クリスピー・クリーム・ドーナツです。
移動の最中、渋谷の街を歩きながら鍛冶屋さんや明里さんに握手の興奮メールを送ったわけですが、まだ指に力が入らなくてうまくボタン押せないでやんの(笑)。幸福は引きずるタイプみたいです。体は正直ですね。
ドーナツはもう目の前。
いったいどれほどの行列が待ち受けているのか!?
いったい何時になったら帰れるのか!?
続きは明日のブログで。乞うご期待。