おやすみを言うにはまだ若い
旅路
本日は久々の旅公演。いや、違うか。それだと一座の一員みたいですね。旅観劇。
渋谷まで行って、三谷さんの「グッドナイト スリイプタイト」を観に行ってきます。中井貴一さんと戸田恵子さんの二人芝居。
ああ、東京久しぶり。6月に“三谷さんとの握手”という神様からの誕生日プレゼントを貰って以来です。
いつもなら目的地に着くまでにいろいろ起こってなかなか本題に入れないのですが、今回は難なく渋谷です。わざわざ書くほど特に愉快なこと起きませんでした。
それにしても渋谷はすごい人。今まで何度も来てますけど、こんなに多いのは初めてかも。さすがはクリスマス前です。
劇場
PARCO劇場に到着。観劇前に贈り物のお花を眺めていたら、中井さん宛にちゃんとミキプルーンからお花が届いてました(笑)。*1
ということで、パンフレットも買って、Tシャツも買って、着席。6列目くらいでした。近くてよかったぁ。何だか上演前から舞台上がかっこいいんですけど。ワクワクします。いよいよ開幕です。
でも、その前に、お隣の老夫婦。
「そういえば、今日いいともにあの人が出ててさぁ」
誰？
「滝川クリステル」
ああ、はい。
「ストラップのアンケートで…」
なになに？ 三谷さんに何か関係あること？
「私のことを滝川クリスタルだと思ってた人、って。あはははは」
どうでもいい。テルだろうがタルだろうが。慎め。
上演
今回は夫婦の物語。二人の出会いから別れまでを、時間軸を行ったり来たりしながら30年に渡って描いたコメディーです。しかもベッドルームだけで。
コメディーはコメディーですが、ほろ苦くてビターだということだったので、いったいどんな感じに仕上がっているのか気になってました。
感想を言ってしまえば、個人的にはもうちょっとビターさが欲しかったかなと思いました。笑えるところも満載ですけど、せつないところももうちょっとあふれてほしかった。贅沢ですけど。振れ幅がもっと欲しいというか。比べるのはいけないことですけど、やっぱ「コンフィダント」は名作だったなぁと思い返してみたり…。ま、あれは堀内さんの歌の力も大きいですけど。
今回はコンフィダント同様、音楽は生演奏。作曲も同じ荻野さんです。何度も流れるテーマ曲がまたいいんです。複雑なメロディーじゃないんですけど、優しくて、せつなくて、哀しくて、でもあたたかい。曲のおかげですっと入り込めます。
今年の観劇はこれでお終いですけど、来年また大阪に観に行きます。時間軸が行ったり来たりするのでストーリーがちょっと複雑で、「ああ、こういうことだったのね」とか「これがそうだったのか」といった謎解きっぽいことも多かったので、2度目はまた違った見方ができそうで、楽しみです。
あ、どうして私がこのお芝居に100％満足できなかったのかわかった。
夫婦生活を経験してないからだ。
結婚してるかたは、いろんなことを考えながら観れると思うので、印象が随分違うんだと思います。そうか、そういうことか。私にはまだ早すぎたわけですね。年老いてからまた観たい名作ってことだ。
長生きしなきゃ。
ドーナツ
観劇を終え、今度はクリスピー・クリーム・ドーナツの渋谷店に向かいます。前回は開店したばかりの穴場ですぐに買えましたけど、今日はクリスマス前で人が溢れてるし、どうかな…と心配したのですが、やっぱり全然大丈夫でした。待ってたの10分くらいでしょうか。すぐ買えました。
それより、店に辿りつくまでが大変でした。何、この人の群れは。人ごみに紛れないように頑張って歩きましたけど、ものすごく紛れてしまいました。進まない。
店の列に並んでる間にもらえるドーナツも健在。久々に食べたら「甘っ！」と思いました。食べると、ちょっとしてまた食べたくなるんですよね。メインのオリジナルグレーズド以外も食べてみたいけど、他のはそんなに美味しくないみたいですし、他のを買ったらもう箱がいっぱいになって大変なので、今回もやめました。
早く名古屋に出来ればいいのに。行列は御免だけど。
さ、これで目的は果たしたので、帰りましょ。明日からまた仕事がんばらなきゃ。
意味
ちなみに、タイトルの「グッドナイト スリイプタイト」は「ぐっすりおやすみ」って意味だそうです。知りませんでした。
皆さんも今夜はグッドナイト…スリイプタイト。
