夏・舞う背びれ

kandagawabbc2009-07-13

 さて、シモザイルの「SALMON OF LOVE」。
 サビの部分はずいぶん前から脳内で完成していたのに、シモちゃんの詞が全然上がらなくてとうとう最後になってしまいました。
 シモちゃんが無類の鮭好き(主に寿司ネタ)というところからタイトルが先行決定したこの曲ですが、爽やかな夏の恋の歌に仕上がりました。
 昨日の記事を見ていただければわかりますけど、彼の詞はどうにも手強くてなかなかうまいこと取り入れられなかったのですが、なんとか部分部分やモチーフだけでも取り込んで、詞が完成。
 ということで…
●赤身でも、白身でもない、オレンジ色の君
●タマネギやマヨネーズで飾られるのはどうかなぁ
●ノリ過ぎてもなく ノッってないこともない ちょうどいいくらいの君
●クマとかコワイよね

 という部分をいただいて完成した詞がこちら。でも、ほとんど影もないからこれは共作と呼べるのか…(笑)。


SALMON OF LOVE


弾け飛ぶ水しぶきの中
はしゃぐフォルムまぶしいよ
遥か遠く もっと高く into the shine…


キミと出会ったあの日
ボクは夏の恋に溺れたんだ
姿見失わぬようにもがくので必死だった


うっすら心地いいノリに
心奪われたんだ That’s脂身
赤身でも白身でもない ピンク色したキミ


愛の証 解き放つため
テッペン目指して母川回帰
秋までなんて待っていられない
キミは夏の真ん中 泳ぐトキシラズ


Salmon of love
弾け飛ぶ水しぶきの中
キミの背びれが空を舞うよ
川の流れに逆らって 熱く 遠く 強くススメ!
Salmon of love
夏の陽ざし 体に浴びて
はしゃぐフォルムまぶしいよ
高く 速く 碧く 旨く
この想いは海を渡り響くよ
愛言葉はSalmon of love


突然 目の前に現れた
Brown bear きっとライバル
誰にも渡しやしない
恋のピストル 撃ち込め


飾らないままのキミこそ
一番だから 脱いでONION
トラウトじゃなくてアトランティックなんて
そんなこととはまさに露知らず


Salmon of love
君がついた小さなウソも
流したナミダのその理由も
川の底に沈めたら 前を向いて在るが儘に!
Salmon of love
夏の陽ざし 体に浴びて
青いスケイルきらめくよ
息を エラで 吸って Night & Day
この想いは時を超えて伝うよ
飛び出そうぜ Salmon of love


水面はゆらり揺れるけど
キミへのこの想いだけは 揺るぎない


この夏が終わったら きっとキミにはもう会えないけれど
想い出を胸に生きて行くよ
Salmon of love... Salmon of love
夏の陽ざし 体に浴びて
はしゃぐフォルムまぶしいよ
高く 速く 碧く 旨く
この姿をボクにインストールしてくれ


Salmon of love
弾け飛ぶ水しぶきの中
キミの背びれが空を舞うよ
川の流れに逆らって
やっとここに辿りついた!
Salmon of love
幾千の輝きの中で
出逢えた奇跡信じて
愛のイクラ 夢のIt's cool love
今ここから世界中に振り撒け
愛言葉はSalmon of love


 当初、サビの詞を先に書いたんですけどね、その後、「鮭は秋から冬にかけて川をのぼる」っていう事実を知らされて愕然。だって、真夏に川をのぼる歌にしようとしてたのに。それだったら、夏は外せないから、川じゃなくてまだ海を泳いでることにしようかとあきらめてたんです。
 ところが、調べてみたら、間違って春から夏にかけてのぼっちゃう鮭もいるってのを発見。「トキシラズ」と呼ばれていることを知ったので、じゃあ、トキシラズの歌にしちゃえばいいんじゃないか、と一件落着。
 

 曲調はまさに「夏」です。
 EXILEでいうと、夏の名曲「SUMMER TIME LOVE」の路線に、「Someday」を取り入れた感じですかね。
 さらに、「シャケ」と「shaking」の発音が似てることに気づいたので、間奏でやたらと「シャケシャケ」言ってみたりしてます(笑)。
 昨日は9割がた出来上がっていたのですが、もっとノリノリにしたかったので、今日はそこにm-floのVERBALチックなラップも盛り込み、完成度俄然アップ。
 サビで追っかけっぽい部分があったり、波の音や銃声やスクラッチ音などの効果音が入っていたりと、愉快痛快な曲になりましたが、これは本当に自信を持ってお届けできる楽曲になりました。お楽しみに。


 というわけで、アルバム収録予定曲が全て完成いたしました。
 程遠いと思っていたアルバム発売は目前ですが、詳細はまた。