リサイクルは打倒ナッパ

kandagawabbc2009-07-29

解体

 今日は休みですが、朝からみんなで牛と豚の解体作業を見に行ってきました。
 我が社に肉が入荷する際には、もうブロックごとに分かれて箱に入っている状態なので、どでかい生肉を部位ごとに解体して…なんて作業は見たことありません。というか、そんなの見たくありません(笑)。
 だって、私、血は別に大丈夫だと思いますけど、ドラマのオペシーンとかはダメですもん。切り開かれたら絶対に目を背けちゃう。チーフも「俺、血はダメだ…」と言ってました。
 とんでもないスプラッタ劇を覚悟して突入したわけです。お昼ご飯は食べる気しないかもな、と。


 ところがそんなにひどくはなかったです。ガラス越しでしたし、見てるうちに慣れたのもありますけど。
 豚がね、逆さ吊りにされて並んで動いてるわけですよ。で、流れ作業で、ズバーッとお腹を切り裂いたり、豚足を切り落としたり、首を切り落としたり、皮をグルンと剥いたり、まあいろいろやるわけです。
 お腹を切り裂いたら、ウォ〜っと内臓が飛び出すわけで、そこはちょっと「…あぁ」と背けたくなりましたけど、思ってた程はひどくなかった。ま、肉とか内臓とか個別ではいつも見慣れてるから平気ってのもあるんだと思います。一切抗体ができてない状態で挑んだらちょっと凄まじいかも。これを読んでるだけで気分悪くなったかたは絶対にムリですね。
 見てるうちに、豚がドラクエの装備みたいに見えてきちゃいましたから。ポークスーツみたいな(笑)。ドラクエ効果もあるかもしれませんね。


 牛は牛でとんでもないデカさ。上から吊り下げられると、人間の4倍はあります。牛は機械でズバババーっと縦に真っ二つ。山じいに切られたアヨンみたいですBLEACHネタを出すな)
 牛タンをベロ〜ンとぶら下げたままの頭とかも吊られてグルグルまわってました。牛は大きいので、なんだか現実味がなくてもっと平気でした。


 こんなもの、普通に生活してたら見ることないですから貴重ですよね。いい経験になりました。
 食欲がわかないなんてことは全然なく、お昼前にすごくお腹空きました(笑)。

夕食

 さて、今夜のご飯は、先日の餃子のリサイクル。
 でも、餃子をまたつくるのは芸がないし、包むのめんどくさい。
 考えて考えた末、思い付きました。新料理。
 その名も、『天津餃子』。
 点心じゃないですよ。天津。天津飯のテンシン。
 餃子の餡をハンバーグのように焼き、カニ玉とサンドして食べてしまおうという画期的なアイディア。

 とりあえず、フライパンに餡を広げ、両面を焼きます。大きいのでひっくり返す際に注意。豚ですから、フタをして蒸し焼きにし、しっかりと中まで火を通しましょう。


 で、それを2枚焼いたら、今度はカニ玉。
 カニはないので、カニカマ使用。ネギも入ってます。お酒を片栗粉も入れて、ちょっとゆるくしておきましょう。味付けもしっかりと。
 で、カニ玉を3枚焼きます。



 それをミルフィールにように交互に重ねて、塩味ベースのあんかけをかけて、ハイできあがり。
天津餃子
 一応餃子なので、さらにポン酢とラー油をかけていただきました。あんかけに最初っから酢を入れておいてもいいですね。
 美味しいです。というか、新しいです。
 美味しさは、餃子とカニ玉を一緒に食べている感覚ですので普通ですけど、新しいです。
 今回はおかずにしましたけど、ご飯にのせても、麺にのせてもアリですね。


 そういえば、何も意識せずにつくりましたけど、「天津」と「餃子」って、ドラゴンボールのゴールデンコンビじゃないですか。
「死なないで…天さん…」
チャオズ〜〜〜〜〜!!」
 ドカ〜ン。
 ご馳走様でした。