月給15万の夏
迷惑電話
数日前のこと、お昼前に会社に迷惑電話がかかってきました。最初、ジェニロペが対応していて、内容から何かの勧誘とかの要らぬ用件だというのはわかったのですが、それにしてもえらく怒った口調で話しているなぁと思いました。そんなに腹の立つ内容だったの?
直後、再び電話。非通知設定。
ジェ「ちょっと出てみてください」
よし。はい、もしもし。
どなた? やけに馴れ馴れしいけれど。はい、富井さん?
どちらの富井さん? 個人の。さて。
社長いるかって? 今はいませんよ。というかあやしい。絶対おかしな勧誘。
聞いてみると、さっきお宅の社長から自分に電話があったとのこと。どう考えても嘘。だって、そっちが非通知なのに、そんなのおかしい。というか、口調が馴れ馴れしい。
「社長のケータイ番号教えて?」
「こちらからおかけ直しますので、そちらの番号を教えていただけますか?」
「いやいや、電話代かかっちゃうでしょ。悪いから、教えて」
「こちらの番号を勝手にお教えすることはできませんので」
「どうして。いいからいいから。言ってみて」
「いえ…」
「ほら、090の何番? 何番?」
捲し立ててくる。うざい。というか、090じゃないケータイもありますから。これはイライラするのわかるわ。私だって怒れてきた。
とりあえず一回社長に確認してみると切ってみて、もしかして本当に知り合いなのかもしれないから社長に電話。
「トミイ? さあ」
そうだろうよ。再びトミイから電話。
こっちが知らないと言っても聞きません。そのうち、私のことを「おまえ」呼ばわりしてきました。
「おまえってどういうことですか」
「おまえ、アレだろ。普通の事務員だろ?」
「違います」
「社長か経理に用事なんだよ。お前経理じゃないだろ?」
「違います」
「じゃ、おまえじゃ話にならんわ」
「うちは必要ございませんので、もうかけてこないでください」
「おまえじゃわからんだろ」
「私が全て任されておりますので」
適当に反論。様子をうかがっているジェニロペが「かっこいい」と笑っております(笑)。
「おまえ、事務員だろ。ほれ、月給15万の事務員だろ?」
腹立つ。腹が立ったら相手の思うつぼなのわかるけど、むかつく。
「違います!」
「怒ってるってことは図星だろ? 15万の事務員だろ」
「いえ、違います」
こんな輩に私の月給は言いませんけど(笑)。ここで「そんなにももらってません」っていう機転が利くほど、ちょっと余裕なかったので後から反省。
とりあえずなんだかんだで切ったのですが、またすぐにかかってくる。で、出ると「おい、15万の事務員」とはなっからその名称。気に入ったんだな(笑)。
あまりにしつこいので、テンション上がって110番。事情を伝えたら警察署の番号を教えてもらったので、そっちにテル。早いところこの営業妨害をどうにかしてくれ。
でも、警察もどうしようもないんだって。非通知だと対応できないらしい。なんだよ、それ。もっと駆使しろよ。というか、「はいはい、めんどくさい」みたいな感じが口調から伝わってくるから余計に不信感。
警察なんて事態が起こってからしか動いてくれないとか、肝心な時にあてにならないとか言いますけど、実感できました。ま、たかが電話ですけどね、発展したらどうすんの。
その後、何度もかかってきて、みんなして対応して切ってはいたのですが、きりがない。で、しばらくかかってこないなぁと思ったら、夕方またかかってきたみたいで、ちょうど帰社したところのコロッケさんが知らずに出て、「今戻ってきたところなのでわかりません」と普通に撃退してました。ナイス(笑)。
あれからかかってこないので安心はしてますけど、今度かかってきたら、警察に転送されたふりでいろいろ芝居してみようかなぁ(笑)。15万の事務員は卒業して。