引き受けた妥協
アバター
我が社の社員のアバターは、作成以後大活躍。名刺には載せてませんが、ちょっとしたイベントの際につけるPOPなネームプレートにはちゃんと載せられ、新商品のチラシなどにも登場。先日のお祭りのポップにも載せました。
そんなアバターですが、シモちゃんが気に入り、「うちの分もお願いします」と依頼を受けました。いや、別にいいんですけど、普段から知ってる人じゃないとちゃんと似ないんですよね。写真だけじゃ似ないんです。頭の中にイメージできないとうまくつくれない。「それでもいいですから」ってことで受諾。
で、何人もつくったんですけど、かなり似てるのが出来ても、ダメだしが出るんです。シモちゃんからじゃなくて、その本人から(笑)。「もっとハンサムにしてほしい」とか「もっとかわいくしてほしい」とか「もっと若くしてほしい」とか。
アバターって、似てるからいいんだと思うんですけど。もうそんなの無視ですもん。「それじゃ意味ないですよ」って何度も言ったんですけど、「それでもお願いします」ってことで、もう本人たちとはかけ離れたアバターが完成(笑)。
あんまり似てないなぁって消化不良のアバターを「もっとこういうふうに」っていじられる分には問題ないんですけど、「これは似てる!」っていう自信作に「ここを変えてほしい」とか注文付けられるとちょっと納得いかないんですよね。アーティストと職人の間で揺れるみたいな(笑)。
最終的には、もうどうでもよくなってきて(笑)、言われるがままに修正。これじゃ私に依頼する意味ないじゃないかと思いますけどね。ま、いいです。妥協。
というわけで、私がつくったアバターが名刺に載ってるそうです。年賀状にも使うとはりきっていました。「年賀状は私がプロデュースしますから」と念を押しておきました。素人感は失くしましょ。