正しい蕎麦の食し方

なすマヨバター

ナス

 右の写真は、先日神田川さんが考案した料理「なすマヨバター」でございます。
 つくり方はいたって簡単。多めのバターで輪切りのなすを両面焼き、軽く塩コショー。こんがりと焼き色がついたら、皿に盛ってマヨネーズをタリラリラっとかければ、ハイできあがり。
 ナスとマヨネーズって組み合わせに意外性を感じますけど、案外美味しいです。
 そもそもは、以前、油で焼いてあったなすをマヨネーズにつけて食べたのが発端。ポン酢でもつけようかなぁと思っていたのですが、「待てよ」とマヨネーズを急に思い立ち、たっぷりつけて食べてみたら、あら美味しいんじゃない?といったことからはじまりました。それならいっそバターで焼いた方が美味しいよなぁってことになり、行き着いたのが今回のコレ。
 手間もかかりませんし、マヨネーズにそこまで嫌悪感がないのであれば一度トライしてみてくださいな。


 一方、こちらは母がつくったおにぎり。「何!?この色合い!」と驚くかと思いますが、ゆかりと玉子の組み合わせです。ご飯にゆかりと炒り玉子を混ぜて握るだけ。昔から母がよくつくっていて、通称「玉子おにぎり」と呼ばれています。
 しそと玉子の色合いのコントラストが奇抜なので、一瞬ぎょっとするかもしれませんが、なかなか美味です。久々に食べたくなったのでリクエストしてつくってもらいました。何年ぶりだろう、食べるの。懐かしい味。
 母がどうやってこの組み合わせを思いついたのかは知りませんが、失敗の多い母にとって数少ない成功品だと思っております。ゆかりと梅とかの組み合わせならよくありますけど、スクランブルエッグだなんて見たことないですもんね。私も我が家でしか出会ったことない(笑)。
 コンビニのおにぎりで売り出しても人気が出そうな気がするくらいよく出来た仕上がりなので、皆さんもお試しあれ。

奇抜

 さて、私の創作料理の成功率は85%、母の成功率は30%といったところだと思いますが、成功率0%の男の話を少々。
 シモちゃんの上司の話なのですがね。私のように奇抜なアイディアを食に取り込むのが好きなようなのですが、ひどい有様だそうです。本人は「うまい、うまい」と満足してるものの、巻き添えを食って付き合わされるシモちゃんは最悪の連続。


 たとえば、そば
 上司はそばが好きで、よくコンビニでそばを買ってきて食べるそうなのですが、「そばはつゆをつけずに食べるのがツウだ」ととりあえずそのままツルリ。それはよく聞く話。そば粉の味をじっくりと味わうわけですね。私はツウじゃないので、つゆなしだなんて考えられませんけど。その前に、コンビニのそばなんですから、味わうも何もないじゃないか(笑)。
 で、次なる食べ方として、生卵をといて、それにつけて食べる。「うまい、うまい」と溶き玉子にそばをくぐらせて食べる上司。あのね、それ、すき焼きの食べ方ですよ(笑)。塩気のないそばに玉子つけたってうまくもなんともないでしょう。奇抜すぎる。真似して食べざるを得ないシモちゃんが不憫でなりません。


 さらに、「美味いパスタを食わせてやる」と言って彼がつくったのがとんでもないシロモノ。茹でたパスタに、醤油とマヨネーズと七味をぶっかけて混ぜたオリジナルパスタ。
 組み合わせ的にはそんなにひどくもないと思うんですけどねぇ。さほど美食家でもないシモちゃんが「ものすごくまずいんです!」と興奮して証言してくれたことから、本当にまずいんだと思われます。分量のバランスでしょうかね。あれもこれもたくさん入れたらどんどん地獄へと近づいていきますからねぇ。注意。


 ま、「うわ〜」っとブルガリア料理店の床を転げまわるくらい奇抜な上司ですから(笑)*1、シモちゃんも我慢してついていってあげてください。私には何もできません。

妖怪掲載

 帰宅すると、ネットで注文していた鬼太郎のムック本「おい!鬼太郎 甦るゲゲゲの鬼太郎80's」が届いており、仕事でかなり疲労していたはずがテンション急上昇。凄いなぁ、ゲゲゲパワー。
 絵コンテや設定資料、当時のスタッフによる描きおろしイラストなどが満載で、幸せたっぷりの愛蔵版です。80'sアニメの鬼太郎ファンにとって、この上ない一冊に仕上がっております。ルンルンです。
 先日も、コンビニで「ゲゲゲの鬼太郎 遊BOOK(あそぶっく)」とかいう明らかに幼児向けのムックまで買ってしまいましたし(笑)。勢いは止まりませぬ。


オリジナル妖怪No.25 茶々姫
     
 おてんばな女の子の妖怪。背中に背負った大きな茶せんを操る。抹茶の霧を発生させて敵の視界を妨げるなど、お茶を使った多彩な攻撃が得意。おてんばだが、茶道はお手の物。

 「○○姫」という妖怪を創るがために生まれた妖怪。小さな体で大きな茶せんを武器にするってアンバランスが可愛いです。イメージはあんみつ姫


オリジナル妖怪No.26 咀嚼火
     
 頑丈な歯に紅蓮の炎をまとった妖怪。どんなものでも噛み砕く強力な歯が武器。口の中は亜空間に通じており、食べたものはそこに貯蓄される。

 炎に包まれた入れ歯が思いついてしまったので、それを形にした妖怪。ただ、なかなかいい名前が見つからずに苦戦。「歯」や「噛む」に関連した難しくてカッコイイ言葉はないかと思案しているうち、「咀嚼」がポンと思いついて即採用。


オリジナル妖怪No.27 粗塩ばばあ
     
 塩をばらまく老婆の妖怪。敵の傷口に塩を塗り込んで攻撃したり、大量の塩で相手の体の水分を奪ったりと、塩を使った様々な技を繰り出す。

 砂をまくばばあがいるんだから、塩をまくばばあだっているだろうと生まれた妖怪。塩は意外と技が多彩になると思うので、長旅にはもってこいです。見た目のモデルは、近所に住む親戚のいじわるババア。