つつみ込むように… 中華編

謎のアップ

ゲゲゲ

 今週の「ゲゲゲの鬼太郎」レポ。今回は第20話『闇からの声!心霊スポット』です。
 ストーリーはといいますと、でたらめが書かれた心霊スポット本に掲載されている心霊スポットに怖いもの見たさの若者たちが出没。それに怒った妖怪「うわん」が人間たちを襲うといった展開のようです。「うわん」って、知ってはいますけどそんなに馴染みがないので特徴がよくわかりません。危険な妖怪だっけなぁ…。


●今週のネコ娘は喫茶店でウェイトレスのバイト。そんなにあちこちでバイトして、ちゃんと長く勤めなきゃ信用してもらえませんよ。
●一方、今週の目玉おやじは自宅でなわとびの練習。二重跳びが出来たそうです。はい、おめでとう。ただ、隣で鬼太郎とネコ娘が真剣な話をしている間ずっと、映ってないのにピョンピョンと跳ねる音やブンブンと縄を回す音が聞こえてきてやかましい。おもてでやってこい
ネコ娘の話によると、人間を襲っているのはどうやら「うわん」らしいと判明。いったいどんな妖怪? こんな時こそ古今東西妖怪大図鑑の「ココン」くん*1が役に立ちます。ココン、カモン! あら、いない。あ、おもてでこいつもなわとびやってるよ(笑)。キジムナーたちと一緒に長なわとびを。やっぱ、キジムナー、横丁に住んでたか。*2
●うわんはおとなしい妖怪のはずなのに…と話していると、傷だらけのねずみ男登場。心霊スポットで、「うわ〜ん」という声の主にズドンとやられ、ズタズタにされてしまったそうで。ただ、うわんは人間に姿を見られると永遠の闇に閉じ込められるため、決して姿は現さないとのこと。はてさて。
 でも、その前に、ねずみ男の包帯の巻き方が妙。かぶっている布切れの上から、頭に包帯を巻きつけています。いやいや、普通、脱いで、巻いて、また着るでしょう。意味なし。
●その間も、偽心霊スポットに若者がたむろ。鬼太ちゃんたちが駆けつけた時にはいつも時すでに遅しで、うわんの影は消えてしまっています。そして、次のスポット、次のスポットと大暴れ。一反もめんに乗って空から駆けつけた時も、ペシャンコに潰された車を上空から見つけて「遅かったか。次の心霊スポットへ急ごう」ですって。おい、クールすぎるよ。下で車が潰れてるんですから、一応、調べようよ。瀕死の人間がいるかもしれないんだし。放置プレイもほどほどに。
●さて、ついに襲撃の現場をおさえた鬼太ちゃんたち。「うわ〜ん」という声が響いてきます。しかし、実際に人間を襲っていたのは妖怪「黒坊主」だった! うわ、どっから湧いて出てきたんだよ、こいつ(笑)。
●で、うわんは、人間たちにスポットに近づくなという危険信号で「うわ〜ん」と叫んでいたようです。ほら、いい妖怪。襲ってたのと叫んでたのは別妖怪だったということですね。
●黒坊主に体内電気攻撃を使いすぎたため、妖力がからっぽになってしまった鬼太ちゃん。ほら、だから言ってるじゃないですか。奥の手はあまり常用しないようにって。もうなす術がありません。ピンチ!
●そこへ、暗闇からグォォォっと腕がのびてきました。あ、うわんおじさん。背後から黒坊主を羽交い絞めにするうわん。そして、人間に姿を見られたら闇に封じ込められる掟を生かして、黒坊主ごと闇に飲まれていきました。命がけ。
●うわんの自らの命を犠牲にした行動に、涙する鬼太ちゃん。初涙です。そして、人間たちに涙ながらに訴え、戒めて帰っていきました。ちょっと悲しいお話。


 という感じです。恒例の「え?実はこいつが敵だったの?」パターンですね。黒坊主、かっこよかったです。でも、原作じゃ、黒坊主は絵に閉じ込められていて、妖怪たちをどんどんと吸い取って行き、絵の中の赤ん坊がその度に増えていくという話。そっちのほうが好きです。だって、どうして黒坊主が今回採用されたのか、さっぱりわからないもの(笑)。特に特殊能力も披露されなかったですし。
 さて次回は、妖怪横丁のろくろ首が現世にバイトに繰り出し、恋物語に発展するようです。対する敵は妖怪「おどろおどろ」。あ、今回もおどろおどろでいいんですね。「おとろし」って別名もあるのでややこしいんですよね。私はおどろおどろの方が好きなので合格です。

クッキング

 久々の神田川クッキングです。お盆休み中は、いつもなら張り切って連日いろいろとつくるのですが、今回はいろいろな用事が重なってつくらずに済みました。久々の夕食クッキングでございます。
 で、今夜の料理は「餃子」。ちゃんとした餃子をつくるのはいつぶりでしょうか。かなり久しぶりです。ええと、このブログによると、去年の6月につくった「イベリコ豚餃子」以来だそうです*3。「いつだったっけな?」という調べ物のときは、こういう日々の記録が残っていると便利ですね。


 つくりかたは、前回とほとんど変わっておりません。今日はイベリコじゃなくて普通の豚ですけど。だって、前回違いがよくわからなかったし(笑)。
 手づくり餃子って、面倒なポイントは2つ。野菜をみじん切りにして搾る作業と、皮で包む作業。私はフードプロセッサーでみじん切りは幾分スイスイ進むので、ちゃんと包丁でみじん切りする人には頭が上がりません。でも、手間をかければいいってもんじゃないですもんね。時代の流れに沿わなきゃ。
 で、今回使用する野菜はキャベツとニラ。この2つが王道で、それ以上入れると美味しくないってのは頭でわかってるつもりなのですが、玉ねぎも少し入れてしまいました。白菜は水分が出すぎてしまうので禁止でございます。
 みじん切りがすんだらギュッと搾って水気を切ります。よく搾ってください。ふきんに包んで搾るのがベストなのですが、適当なふきんがなかったので、両手でギュッとしておきました。おにぎりのようにギュッ。
 はい、それをボールに入れて、豚ミンチと豚の背脂のミンチ(なければラード)と合わせます。そして、みじん切りのにんにく。にんにくなしってのもありますけど、やっぱ餃子はにんにくでしょう。後のことは考えちゃダメ。あと、冷蔵庫にザーサイが残ってたのでそれもみじん切りにしてイン。
 味付け。塩、コショー、味の素、中華系の粉末だし(今日は鶏がら+とんこつ+帆立+干しえび)ゴマ油、ネギ油、醤油、オイスターソース、紹興酒、日本酒を投入して混ぜます。あ、餃子って卵入れるんだっけな。どうだったかな。ま、いいか。入れちゃえ。
 で、うまいこと混ざったところで、ザルにキッチンペーパーをしいて、その上にタネをボンと入れ、ザルごとボールに入れてラップをして冷蔵庫で少しねかせます。これは余分な水分を抜くため。野菜をかたく搾ったつもりでもまだ水分が残っていますし、調味料の水分もありますしね。とはいいながら、前回はそんなに水がボールに溜まることもなかったので多少半信半疑。しかし、今回は違いました。3時間ほど置いておいたら、ボールに茶色い水がたっぷり溜まっておりました。こんなに出たんだ。えらいえらい。
 で、出来上がったタネが、本日のトップの写真。そんなもん冒頭に載せられてもぜんぜんわかんねぇよって話ですが(笑)。
 

 じゃ、あとは包んで焼くだけです。野菜を多めにしたらかなりタネが多くなってしまったので、結局いそいそと120個くらい包まなきゃならなくなりました。大変。せっかくの休みの日に、何ひとりで中華料理屋ごっこやってんだよ(笑)。
 包んでる時に、「やっぱり猫が好き」でレイちゃん室井滋がやってたとてつもない餃子の包み方をふと思い出して、ひとり笑ってしまいました。確か、皮にタネを乗せて、まわりに水をつけるんじゃなくて、ベロベロと一周なめ、それでくっつけるという。誰が食べるんだよ(笑)。気になった方は、「やっぱり猫がすき」第25話『ギョーザがいっぱい』をご参照ください。

 で、普通に焼いて出来上がりです。
 やっぱり手づくりは美味しいなぁ。野菜が多めなのでさっぱりしてます。少し味が薄めかなぁとも思いましたが、食べるうちにそんなもんでいいんだなと思えてきました。ビール好きにはたまらないと思いますが、私はビール嫌いなので、カテキン式をお供にいただきます。嗚呼、夏だね(どんなシメだよ)

妖怪掲載

オリジナル妖怪No.55 念馬
     
 人間の耳元で念仏を唱え、精神を乗っ取ることが出来る馬の首の妖怪。乗っ取っている間は、定期的にニンジンを食べ続けなければ術がとけてしまう。

 「馬の耳に念仏」から生まれた妖怪。上手に馬が描けるかなぁと心配だったのですが、予想以上の仕上がりで満足。ビジュアルだけなら、一番好きかもしれません。首のお札もワンポイント。


オリジナル妖怪No.56 足わずらい
     
 歩き疲れた人間を見つけては、足を木の棒に変えてしまう妖怪。足わずらいの足を洗わない限り、足がもとに戻ることはない。

 「足が棒になる」という言葉から生まれた妖怪。一本足の妖怪を描いてなかったので、ここで登場させました。右と左で目の数が違うのも、描いている時に思いついた割にはうまくいきました。顔も水木しげるっぽくて合格。足のついでに「足を洗う」も取り入れておきました。


オリジナル妖怪No.57 白桃翁
     
 山奥の川の源流に住む心優しい妖怪。独特の術で大きな桃をつくりだし、中に閉じ込めたものの時間を退化させることができる。生きているものでないと術の効果はない。桃が大きいほど、時間の逆回転のスピードが早く進む。

 果物の妖怪を考案中、「桃」と「じじい」って組み合わせは面白いなぁと思いついて出来た妖怪。ただ、能力が全く思いつかずに悩みました。最初は、人間を巨大な桃に閉じ込めてしまう悪い妖怪だったのですが、閉じ込めてどうするかを考えているうちに、能力を思いつき、いい妖怪に転換。ビジュアル的にも、可愛らしいピンクのおじいさんに。
 桃太郎の桃が川を下るエピソードから、棲家が川の源流に決定。